珠莉/プロフィール
【名前】
穂村 珠莉
新月 珠莉
婚約し化粧をするようになった珠莉
学パロの珠莉
【性別/性的指向】
女性/恋愛対象:両性
【年齢】
16→24
【誕生日】
8/31
【性格・生い立ち】
■基本設定
『でもでもだって』『私が…』が主語のメンヘラガール。軽い自傷癖もあり腕に傷を作ることも。自己肯定感も低い引っ込み思案で消極的な性格。口数が少なくて大人しめ、話し方もたどたどしく、発言も顔立ちもはっきりしない。
『消し忘れた落書き』から生まれた存在で、『消されるべき』であった過去から、『トラッシュ』と呼ばれる、自分の住む地方に伝わる自然消滅現象に自分が遭う事を夢見ている。
自分に対しては攻撃性や放任の傾向を持つが、他人のことになると親切心や正義感が強く、心配や配慮を一番に行動する他人想い。その責務を全う出来る実力があるかどうかはさておき、責任を取ろうとして行動することも多い。
諦めることも多々あるが、一度決めたら良くも悪くも頑固。口も固く、自身が秘密と認識したものは絶対に口外しない。(が、その秘密の基準は薄く、言って良いことと悪いことの区別は曖昧)
気が弱い分物腰も低く見える為信頼されやすく、多くは感謝される事が多い。一部、珠莉の手で救われた『移民』は珠莉を救世主のように見ている者もいる。基本的に運も良く、周りに恵まれる事が多い。
一方で珠莉本人は他人の心情や状況を読むのが苦手で空気も読めない為、その優しさがありがた迷惑な行動になってしまう事も多々ある為、自分がした事を高くは評価していない。
『観測者』と呼ばれる創造主の手で作られた『らくがきの民』という種であり、『色付き』と呼ばれる特殊能力を持つ。能力は『鉛筆』の役割を持ち、他の物語から人物や物を書き写す『模写』と、自身が思い描いた人物を誕生させる『らくがき』が出来る。人物の記憶や特徴を一部だけ塗りつぶすことで使えなくしたり忘れさせる能力もあるが滅多に使わない。
実質的にNoTeの創造主であり『神様』だが、彼女にその自覚はない。
能力を使う際は手に鉛筆型の光の塊が現れる。物語の中に介入する際は空中に円を描く事で出入り口を描く。
珠莉の書き写しのミスはあかりが消すという役割分担をしている為、あかりの手の届かないところでは珠莉は能力を使い控えている模様。
立場上、双子の兄であるあかりが好意を向けている事に対しては、一切興味もなければ関心もなく、珠莉からあかりに対しての気持ちは何一つない。自分自身が生み出した人物が話しかけてきたところで、それは雑音に近い。あかりが話そうがお構いなしに本も映画も集中出来る。9割あかりのアプローチはスルーするが、たまに気まぐれで返事をすることも。ただ、その返事に対してあかりが喜ぶ事についてもどうでもいい。
■NoTeの物語
『観測者』と呼ばれる神様のような存在によって『らくがきの民』として誕生した。その後観測者の手によって消す予定だったものの、消し忘れられてしまった為、そのまま様子見で単身NoTeの国に身を置き去りにされた。
しばらくはそのまま何も無い国の中を彷徨って過ごすも、NoTeの国に偶然入り込んだ他の国の民が落とした本を拾い、『物語』に出会う。その物語に描かれていた家族に憧れたことからきょうだいを『らくがき』で誕生させた。5人きょうだいの末っ子として自身を置き、双子の兄にあかりを創造した。その際にあかりに『消しゴム』の能力を持たせることにより、あかりを自身の能力の保険(始末をつける存在)としている。
しばらくは5人きょうだいで過ごすものの、珠莉が他の物語から『移民』の書き写しを始めるようになる。珠莉の手によって何もない世界に連れてこられた『移民』は不満を持ち、他のきょうだいとトラブルを起こした事で争いとなる。
珠莉はこの争いを鎮めようと他の物語から兵器などを書き写し『移民』の暴動を止めようとしたが、そのパワーバランスを考慮出来ず、移民と共に他の3人の姉兄を失った。
珠莉はその責任を取る為、自身の記憶と感情の大半を自分で塗り潰して封印。『らくがきの民』を描くこともやめることにした。生き残ったあかりの記憶も塗り潰して、最初から2人きりだったと思い込ませた。このタイミングであかりは珠莉へ依存を見せるようになったが、あかりが他の移民とトラブルを起こすぐらいなら、と珠莉も容認している。
一連の出来事を忘れているあかりにこの事を明かす気は一切なく、過去に自分が事故を起こしたことも明かすつもりはない。あかりとコンタクトを自ら取ろうとしないののにはこの件を悟らせない為でもある。
その後、珠莉は登場人物だけではなく環境も書き写す事で国を形作り、移民も(珠莉から見て)『自分の物語に居場所がない相手』に限定する事となった。ちょくちょく救済の相手を間違え、街に凶悪犯罪者や暴れる恐竜を迎え入れたこともあるが、それらはあかりの手で消されている。
しばらくはそうして自身が救った移民と関わりながら生活してきたが、20歳を過ぎた頃に(サナとのトラブルの途中で)自分が塗り潰した記憶を思い出す。自責の念に駆られるが、玲子から『みんなが珠莉を恨んでいるわけではない、救われた相手のことも考えて。幸せになって欲しい』と告白された事から、自分には仲間が出来たことを心から自覚。
『らくがきの民』が人との縁で得られる特殊能力『色付き』を獲得。
『トラッシュに遭いたい』『消えたい・死にたい』という意識はなくなったが、同時に自分の能力の強さを自覚し、今まで傷つけた移民への責任を取る為、誰にも強く触れない生き方をしたいと思い立つ。
その為誰にも知られないように婚約者『新月』をらくがきの民として誕生させ、婚約したとする事であかりを含めた人と距離を置く行動に出る。
『新月』と結婚し、30歳頃まで一般の人間として比較的穏やかな生活を続けるも、ある日突然正体不明の民族に襲われる。応戦を試みるも途中で能力を失い、消えてしまう。
それがかつて自身が願っていた『トラッシュ』の現象であると悟って後悔したときにはもう遅く、創造主を失ったNoTeは珠莉が持っていた国外で製造されたヘアピンとあかりの存在だけを残して滅んでしまった。
■サナの物語
サナの世界の人間がサナの悪行を伝えるためにサナをモデルに書いた物語、『伝説の悪魔』を読み、サナに同情を感じて今回も同じようにサナを誘う。今まではそれなりに感謝を受けてきたので救済自体は悪いことだと思ってこなかったが、サナの本当の生涯であるもうひとつの物語であり、つばさが執筆したお伽噺、『うたごえ』を知らなかったが故に、サナが本来ハッピーエンドを迎えるべき未来を把握しないまま救済してしまった。その事に気づいた頃(8年後)には、サナはもう本来の物語には帰れない程に形を変えていた。
最初はサナへの同情心から告白を交えてサナを救ったものの、伴侶として付き合う事へのビジョンを想定していなかった為に、徐々にサナの依存心や、わざと珠莉を傷つけようとして気を引く行動に疲弊するようになる。最終的に付き合いきれないと思い、他の男性(新月さん)と婚約を区切りとしてサナとの別れを切り出した。婚約者の名字が新月だった為、ふらサナからは距離を置かれて「新月さん」と呼ばれている。
その後は一応大人として、サナが自身に依存することをやめて貰おうと毅然とした態度を取り続けるが、サナを振ったことでサナのプライドを著しく傷つけた事により、余計に執着されることとなった。
軌道修正出来ないまま、サナは自分の物語から切り離されたことによる魔力消耗と、死ぬことで珠莉に忘れられないようにしたいというサナの自身の行動によって、珠莉の眼の前で命を落とす。
珠莉本人はサナが何故珠莉に依存していたかの理由、サナの孤独そのものまでは把握できておらず、何故サナがふられたぐらいで心の支えを失い、己の破滅を望もうとするのかがいまいち理解できていない。
とはいえ、付き合っていた間にサナが自分を支えてくれていたことへの感謝や、シンプルにサナには自由になって欲しくて救済の手を伸ばした事は忘れていないので、完全に見捨てるつもりはない。ただ、サナが自分に恨みを向けているうちは(他の移民に元殺人鬼だったサナが殺意を向けないようにする為)拒絶もしないが、もう想いには応えるつもりもない。
【身長/体重】
160/普通
痩せてはいるが体格は少し骨太でがっしりめ
一重で鼻が低く、顔立ちがぼんやりしている
【能力】
他の物語から移民や物を書き写す『模写』
空想上の人物を生み出す『らくがき』
特定の記憶や状況を消す『塗り潰し』
(新月時点)以上の能力を駆使して武器を描くことで軽い戦闘は可能
【趣味】
読書、映画
【特技/得意】
ない
【好き】
和菓子(特にきなこもち)、本、映画、お風呂、曇りの日
【嫌い】
音楽、騒音や声の大きい人などのうるさい環境、辛いもの、運動、アウトドア全般
【一人称/二人称/三人称】
私/(名前)/あの人
【イメージカラー】
暗めのオレンジ、黒
【その他イメージアイテム】
鉛筆、月(新月)、和柄、コアラ
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