Northサナ一行/プロフィール

・サナ

アイドル衣装(くらげゼリー)


移民 16歳

『メタ現』からコエの能力で移民としてNorthに避暑にやって来た。

自身の呪いは既に解除されており、体調・精神状態共に多少『伝説の悪魔/うたごえ』時より元気があり、飄々としている。

しかし、やはり自分の世界ではない国では魔力を維持できず、Northに入国した瞬間に行き倒れ、ソコラタに発見された。

魔力補給を受けるためにラケの元に居候する事となり、魔法の契約として家事炊事を買って出る事に。

ソコラタとはアイドル仲間兼お嬢様友達になり、チョコレートの意である名前から『しょこたん』と呼んでいる。

ラケの事は最初はラケさんと呼んでいたが、友好を示すために『ラケ姉』と呼び方を改めた。

ルーナと弟のルナの発音が似ていることから、3人の前ではルナの事を「うちの」「にゃん」など名前を出さず呼んでいる。

Northでは同性婚が可能と聞き、滞在の間だけでも伴侶気分を味わいたいとつばさと同性婚をする事になった。

同行していたルナには新婚気分を味わうためと、ルナの自立やリフレッシュの為、距離を置こうと提案した。

同時に芸能の街であるNorthで実力を試すためにアイドルとなる。ソロで活動する王道歌手スタイル。

知名度は知らない人は居ない新生アイドルという立ち位置だが、他の世界線と違いトップには中々躍り出ることが出来ない。

サナ自身はそのハードルの高さに魅力を感じている模様。

アイドル衣装は曲に合わせてその都度デザインを変えるスタイル。

特にヒットした曲に使用した、魔法少女をテーマにした「魔法少女くらげゼリー」の衣装が代表衣装。魔法で髪の毛を浮かせている。

『色付き』の正体を知っている風な態度を見せるが、世間を騒がせている『色付き』と関係があると知られては芸能に身を置けない、というラケの忠告によって口は割っていない。

コエから過去のNoTeに存在した自分の記憶を引き継いでいる為、その『色付き』の正体が珠莉である事には薄々気づいている。

が、珠莉が生涯隠し通した秘密を、珠莉の意志を尊重して誰かに語ろうとは思っていない。

Northでアイドルをしている理由の中には、珠莉がもし生きているのなら自身を見つけて欲しいという思いと、NoTeを含めて過去の自分が感じた寂しさを声援で埋める為。


・つばさ

移民 30歳

雪国出身の為、万年冬景色のNorthに親近感を覚えており、暖かい地方出身のサナに雪景色を見せたいとは考えていた。が、実家にサナを連れて行くプレッシャーが(翅やよくが居る手前、パートナーを親に紹介する意味などを含め)あり、地元に行くのは思いとどまっていた。

そんな中でサナが珍しく自分から旅に誘うので着いてきてみたら長期滞在すると言い始めたので、困惑しながらも断る理由もなくサナと期限付き結婚生活を楽しんでいる。翅との事があるので期限付きである点にも一瞬の安心感がある。

元々は作家であり編集者でもある自身の特技を活かして記者として活動している為、サナやソコラタとは結構同じ行動範囲に居ることが多い。

アイドルになることだけは強く断ったつもりだが、時折サナのいたずら兼ピンチヒッターでステージに登ることも。

歌も踊りも下手でも苦手でもないので、(かつてその歌声で翅を潰した事などに対する)抵抗さえ振り切ってしまえば難なくこなせる。

サナが距離を置こうと話した手前気軽に会いに行けないルナとサナの仲介として、時折ルナにサナの様子を報告している。

サナがNorthをバカンス先に選んだ件について珠莉が絡んでいることには気づいているが、サナの人生なので口出しするつもりはない。


・ルナ

移民 16歳

好き勝手に行動するサナの事が心配かつ、何か悪いことをしないかと牽制の為に着いてきた所、突然の結婚&疎遠宣言をされて放り出された。サナがアイドルとして力試しをするならば……と自身も滞在の間の時間を使って勉強をすることに。

資格取得を試みるも、今までサナ中心の生活を送って来たため身が入らず、どうしていいのか、どうしたいのかわからなくなってしまった。

テレビの向こうでアイドルとして活動しているサナの様子を見ては疎外感を感じており、耐えきれず稀につばさにサナの様子を聞いている。

サナの為に役立っているラケに対して、いまいち自分が力になれない劣等感がありラケの事が苦手。邪険にしてしまう。

ルーナとは名前の響きや性格が近いせいもあってそれなりに仲が良い。

恋心の複雑さを理解できていない為、サナがNorth行きを選んだ理由に珠莉が絡んでいることは気づいていない。