虹色記憶シリーズ/プロフィール

*カースティ

 ー何でも屋「もものき」のオーナー。無性別の能力者。口づけたものの特徴を複製出来る擬態の能力を持つ。能力者である事と性別が無い事から故郷を追われキットと旅をしている。

 過去にサナと共同生活をしていたが、サナが裏組織に手を貸す人物だという事からライフラインを止められてしまう。サナとの間で揉め事に発展し、サナを話し合いに引きずり出す為にサナが連れていた子供を人質にした。が、身体の弱かった子が亡くなってしまいサナが諦めた為、仲違いのまま終わった。普段は温和で呑気な気楽者。

*キット

 ー過去の事故をきっかけに言葉が話せなくなった男装少女。バリアで身を守る能力を持つ能力者。カースティの弟分。意思疎通はジェスチャー。意外と怖いもの知らずな面がある。

*ニサク

 ー239番目、民族最後の兵士。能力はない。厳しい労働環境から逃げてきて「もものき」に転がり込んだ。やりたい放題のカースティとキットに突っ込みを入れながら雑用をこなす。

*サナの『子』

 ーサナが自身の命を狙う科学者集団『ライト』から連れ出して人の姿にした、元魔物の能力者。実験を繰り返された身体だった為呼吸が弱く、サナの魔法で姿を変えていた為、サナがケアをしないと生きられなかった。

しかしカースティ達に人質に取られた事によって命を落とす。

*さんご

 ー名家生まれのお嬢様だが、ガチガチのサブカルオタク。その趣味を家族や使用人に冷たい目で見られている事に耐えきれず家出。謎の少女によって導かれ、過去の記憶と向き合う。過去にサナや他の数人と集団生活をしていた記憶をサナに消されていた。何かしらのトラブルで解散したと思われる。

*アリウム/シュウメ/コーレア/グラジオラス

 ーその名に宿った花言葉の運命を背負う『白い世界』の住人達。その正体は、サナの過去の記憶。ルナがサナを苦しませないように封じた『その時間』のサナの意識。

*咲七(さな)

 ー一人きりで孤島に構えた小さな家に住む女性。傘集めが趣味。サナが『要らない』と思ったものが空から降ってくる世界に住んでいる。その正体は、『サナの試作品』。

*むぎ/ムギメ

 ー『白い世界』に降り立ったアリウム/シュウメの『妹』。その正体はサナの意識に入り込む為に女性の姿になったルナの意識。